ハゼの天ぷらネタ作りで愛用の
アジ切包丁が切れが悪くなっていたので、今まで何日も連続して研ぎまくっていたが、しかし髭を剃ったり新聞紙をスライスするなんてとてもできない状態だったので、ネットでハゼ釣り名人に教えを請うたところ、アドバイスを頂戴して、それを参考にして動画も改めて見直して、今日は連続5回目に取り組んだ。
私の自己流はどうも荒砥のカエリが出ても その後の中研ぎ仕上げ研ぎになっていくにしたがって 甘くなっていたので、今日は中研ぎから初めてみたら、切れ味が戻ったのでした。これでハゼの天ぷらでも刺身でも、(今は小さいハゼでも抱卵しているから)捌くのが楽になると思ったのでした。
ついでに、これまでずーっと家内から「切れなくなるので研がないで!私の包丁には触らないで!」と言われてきた不名誉な刺身包丁も出刃包丁も、ノウハウが判ればもうこっちのものだと、まだとても
鏡面のようにはいかないものの、切れ味は元に戻ったので良しとしたのでした。これまで錆びて汚れたそれらには、今まで気が付かなかった、
”青鋼”とか刻印は見えなくても制作者の銘が読めてびっくりでした。一度は根元が錆びて折れた刃だけになった両刃の包丁
などは家内は危ないので捨ててしまえと言われたのに、何とか溶接して繋げてもらったのですが、見たら咳の孫六作の銘が入っていました。また古い出刃は私が研いだために切れないからと寿司屋や魚屋に頼んで2度くらい研ぎ直してもらった包丁だったのですが、梅秀の銘がありました。
錆びて切れなかった包丁を捨てずにもっていて良かったと思ったのでありました。